Fika with me

異文化体験を大きなテーマに、旅行や、スウェーデン大学院生活、ギャップイヤー、国際恋愛、言語学習など、様々なトピックをシェア

台湾2日目 コンビニでの異文化体験から始まる1日

  1. コンビニ探検から始まる1日
  2. コーヒー屋さん
  3. 印象的なエリア
  4. お寺巡りへ
  5. 絶品ルーローハン
  6. 長い散歩
  7. 龍山寺前
  8. 信仰心
  9. 1日の終わりに牛肉麺

コンビニ探検から始まる1日

こんにちは。今回は台湾旅2日目について綴っていきたいと思います。

 

朝一番、私が携帯の充電器を持ってくるの忘れた、ということで徒歩5分のファミリーマートに行ったのですが、そこでも異文化体験でした。入った瞬間に香る台湾。日本のコンビニは日本人としては無臭だと思っているのですが、ここではもういきなり台湾料理!って感じの香りがしました。パックされてるご飯系も台湾料理だし、日本でいうおでんとか揚げ物みたいな立ち位置に置かれているモノたちも何なのかよくわからない台湾料理。実は日本のコンビニも日本!って匂いしてるのかな?(笑)

 

日本に来てから2週間、日本のコンビニのおにぎりのおいしさと安さに感銘を受けている彼(スウェーデン出身)は、台湾のコンビニでもおにぎりを買ってみたいとのことで1つ購入。何味だったか覚えてないのですが、とにかくわさびがめちゃくちゃきつくて、これはそこまで美味しくありませんでした(笑)

 

コーヒー屋さん

続いてコーヒー屋さんを目指します。コーヒーがないと1日が始まらず頭痛に苛まれるタイプの私たち。(スウェーデンを始めとする北欧はコーヒーの消費量が多いことで知られています)

前の日に台湾人の友達から、台湾風朝ごはんをトライするのはマスト!と言われていたにも関わらず、とりあえず洋風のコーヒーショップを探します。

訪れたのはこちら。「maxlin coffee 麦斯林咖啡」

台湾は全体的に、日本と比べてかなり物価は安い印象だったのですが、コーヒーだけはどこもそんなに安くありませんでした(場所による?)。

 

印象的なエリア

このコーヒー屋さんとホテルの間のエリアがとてもとても印象的でした。台北が東京と似ているとか言ったのは誰だ!って感じ(笑)

とにかく雑多でありとあらゆるお店が軒を連ねていて、活気がすごい。例えばお肉屋さんとかもよくわからない腸とか肝臓みたいなのがそのまま軒先に吊り下げられていたり、カットされた豚の頭みたいなのがいきなり現れたり。ご飯屋さんも軒先で鉄板やらおっきい鍋やらで何かをジュージュー、ぐつぐつ作っていて、美味しそうすぎます。

 

私たちは匂いにつられて入った店で、にらのような味の野菜と、細い春雨みたいなのが入ったパン?を食べました。味付けは上手く言い表せませんが醤油とごま油って感じ?調理場面を見てみるとたっぷりの油でほぼ揚げ焼きみたいにされていたこともあり、カリッカリで食感も味も私はとっても好みでした。

nira

立ち寄ったのはこちら「味鼎早点(手工蛋餅、韮菜盒)」

ちなみにこのあたりはあまり観光客はいなかった印象。日本人とか韓国人なら見た目でそんなにわからないのかもしれませんが、それでも日本語や韓国語はほぼ聞いていない気がします。西洋人風の人は全く見かけませんでした。

 

そのあとは私が持ってくるのを忘れたコンタクト洗浄液を買いにドラッグストアへ(忘れ物が多い)。内装とか商品の配置のされ方とかは日本と似ているなという印象で、商品も結構日本製が多かった記憶があります。

 

お寺巡りへ

さて、朝ごはんも食べて(ファミマのおにぎり、コーヒー、ニラパンを合わせて朝ごはんになりました)、必要なものも調達したところでようやく観光開始!

 

お寺巡りをしようということで、2つのお寺を目指すことにしました。まず向かったのは、大龍峒保安宮

 

台湾のお寺はとにかくカラフルかつ、龍の装飾がとっても多い。

dragon

そしてシンプルにさりげなく建っている日本のお寺とは違って、どしっと豪華に圧倒させるような佇まいだと思いました。

 

すぐ隣にあった、臺北孔子廟も訪れました。

孔子を模した謎のキャラクターみたいなのがいっぱいいた(笑)

どっしりしていて豪華な外見の台湾のお寺ですが、中はとっても静寂で心を落ち着かせてくれます。

tera

絶品ルーローハン

しばらく歩いてお腹もすいてきたところでお昼ご飯。行ったお店は「紅昌吉猪血湯」です。

前の日に会った台湾人の友達が、私たちのためだけにおすすめの場所をまとめたGoogleマップを作ってくれて、このお店はその中の1つでした。注文はメニューが書かれた紙みたいなものを渡されて、席でどれをいくつ欲しいかを自分で記入してからレジに持っていくスタイル。中国語がわからない私たちでも翻訳機能を駆使して頑張る余裕がありました(笑)

 

私たちが注文したのは、全部で4品。魯肉飯(日本でも有名なルーローハン)と、この店の名物らしき、豚血湯と呼ばれる豚の血スープ?と、白菜の煮物みたいなの(たぶん魯白菜?)と、豆腐の皮の炒め物みたいなの(たぶん魯豆皮)。メニューの名前が合ってるかは不確かです(笑)あとは、缶に入ってるお茶みたいなのも頼んだのですが、めちゃめちゃ甘かった。台湾ではレストランなどで出てくるお茶は全部甘くて砂糖が入っていました。

ルーローハン

結論からいうと全部とっても美味しかったです!!!豚血湯をのぞいて(笑)

彼は基本お肉食べない主義で、旅行とか異文化の食べ物を体験したいときだけちょっと食べることもある、って感じです。だからもちろん生臭いのとか全然得意じゃないし、私もレバーとか苦手なタイプ。でも一般的に考えるとこれはそんなに生臭かったわけじゃなくて、単純に私たちの好みではなかっただけだと思います。人気メニューみたいなので試してみるのはあり!

 

私たちの推しは魯肉飯!とても細かにカットされたお肉は、幸せで顔がほころぶぐらいほろほろでくちどけが良い。またその何とも言えない奥深くて豊かなフレーバーがたまりませんでした。

 

長い散歩

そのあとは、龍山寺を目指してひたすら南下。途中、観光客もたくさんいる賑やかな市場の通りのようなところに出て、色々なスパイスや、干した海鮮、干した果物、お茶など面白そうなものがたくさん売られていました。

market

そしてここで今回2回目の肉まんタイム。前日の最初の肉まんで心を奪われた私たちは、もくもくと湯気が出ている肉まんを見ると買わずにはいられなくなってしまいました(笑)そして、今回も台北の肉まんは期待を裏切らず。私たちは道のわきでホカホカの肉まんにかぶりついたのでした。

 

続いて、台北には川が流れているのですが、水辺を散歩するのが好きな彼の提案で川沿いを歩いてみることに。水はあまり綺麗ではなく、死んだ魚などが浮いていたりしてグロテスクではありましたが、川沿いの散歩道自体はお花が咲いていたり、テニスコートがあったりしてなかなか良い感じでした。

dead fish
flower
濁った水とお花

あと、台北の街をずっと歩いていると、そんなに珍しくない確率で崩れそうな建物とか壁や窓が壊れかけている建物を見ました。

building

廃墟にロマンを感じる系男子の彼は興味津々。スウェーデンやドイツなどでは、もっと大規模でもっと派手に崩れている元工場や元学校の侵入に付き合わされたこともありますが、私はさっぱりロマンも理解できないし怖いしなんか危なそうだからそれ以来廃墟巡りは拒否です(笑)

 

龍山寺前のひととき

そんなこんなで1時間ぐらい歩いたでしょうか。目的地の龍山寺に近づいてきました。龍山寺にたどり着く直前には、地面にありとあらゆるものが並べて売られているとてもカオスな通りがありました。売られているものは本当に雑多で、ポルノなんかもありました(笑)

 

龍山寺の目の前には噴水がある大きな広場があって、私たちは噴水の前に座って一休み。道中で買ったドーナツのようなものと揚げゴマだんご?をおやつに頂きます。台湾旅の間はずっと食べてます(笑)

広場で日本語の歌を歌っている路上ミュージシャンの方がいるなーと思ってたら、まさか日本人でした。日本人の観光客と思われる方と日本語で話していたので。

 

信仰心

さて、いよいよ龍山寺へ。あまり調べずに行ってしまったのですが、人の多さと、その荘厳さからとても格式あるお寺であることを再確認。

見た目や歴史などは調べたら出てくると思うので、私が行って感じた台湾人の信仰心についてを記録したいと思います。もちろんたった3泊だけの滞在を通しての感想なのでそれはご了承を。

 

全体的に、台湾人は日本人に比べて宗教への信仰が強いのではないかな、と感じました。例えばお寺に置かれるお供え物の量などもそうだし、参拝の仕方などもそうです。日本だと、もちろん様々な人がいますが、多数派はなんとなく来てメインの建物の前で少しお願い事をして去る、といった感じですが、こちらのお寺では何分も何十分もそこに居続けてお経を唱えている人が大勢いました。お経が書かれていると思われる本を持っている人も大勢いたし、彼らの表情もとても真剣で、しきたりだから、習慣だから、といった風情ではないように私には感じられました。

 

こちらのお寺で唱えられていたお経は、リズム感がよくて、とても大勢の人が唱えていたこともあってまさに合唱でした。

 

1日の終わりに牛肉麺

お寺を出た後は、一息つくためにお茶を飲む場所などを探していたのですが、見つけられず、トイレを探したりもして右往左往。日本ではすぐにトイレが見つかるありがたみを感じますね。そんな中で見つけた提灯が素敵だった通りが下の写真です。1時間ぐらいぶらぶらして晩御飯を食べることにしました。

rantan

最初は初日に会った友達のお勧めリストに入っていた「天天利美食坊」に行こうと思っていたのですが、すごい行列で諦め、適当に見つけたところに入りました。

 

またしても記憶を頼りにGoogleマップで探してみたところ、おそらくこちらです

「建宏牛肉麵」

 

牛肉麺と餃子、小皿を2つ頼みました。小皿1つは普通にきゅうりの漬物を頼んだのですが、もう1つはなかなか強烈なものを頼んでしまいました(笑)黒い卵と豆腐です。

beef

奥に見える黒い卵

こちらの黒い卵、とても食べ物とは思えない匂いがしました。排泄物のような匂い.。

No offense.

 

でも味は普通でした(笑)彼は、牛肉麺のスープと一緒に食べたらめっちゃ美味しいと言っていましたが、私は同意しかねます。

ちなみに台湾で有名な臭豆腐も次の日試したのですが、臭豆腐よりこの黒い卵の方が全然臭かったです(笑)

 

こんな感じで私たちの台北旅2日目は終わりました:)3日目に続きます。