さて、今回はスウェーデンに1年以上留学するときに必要なのかなと思う手続き諸々、行った時期やかかった時間についてまとめてみようと思います。3年前の交換留学と比べると正規留学ではだいぶやることが多いなという印象です。あくまで私の事例ですが、何月何日に何を申請して、何月何日に結果が来たのかなど細かく振り返ってみたので、何かの参考になることもあるかもしれません。
スウェーデンに引っ越してきてから7ヶ月経った今、ようやく諸々の事務手続きを全部終えたなという感覚です。かなり怠惰なのですが、これだけ怠けていても一応すぐやらないといけないものはすぐやったし、逆に言えば私が先延ばしにしていたものはそんなに急ぎでやらなくても最悪大丈夫なものということ、というのもある意味参考になるかなと思いました(?)
ちなみに、スウェーデン正規留学の場合、大学からの合格をもらってから渡航までの間にやらなければならないことは居住許可と家探しだけだと思います。家探しは↓の記事で少し書いていますが、ルンド大学にEU圏外から正規留学する場合はきちんと期限までに申し込みさえすれば必ず寮が保証されているので今回の記事では割愛しました。
さて、よく日本人でこっちに留学している人が言うのが、スウェーデンは何でも手続きが遅くて日本の迅速で細やかなサービスが恋しいというものです。ただ、個人的には多分運がよくて全部本当にスムーズにいきました。7ヶ月かかったのは何度も言うように私が怠惰だっただけ。ということで早速、大学院の合格をもらったところから順番に見ていきたいと思います。
居住許可申請(渡航前)
2025年3月27日:大学院の合否が出る
2025年4月9日:スウェーデン移民庁のウェブサイトで居住許可の申請を始める
居住許可は、入力する情報やアップロードする資料などが色々あるのですが、申請を始めてその都度進めたところまでを一時保存しておくことができます。そしてまた次回、前回途中だったところからスタートできるという仕組みです。
私の場合、申請開始が大学院の結果が出てから2週間ほど空いていますが、これも私が怠けていただけで待つ必要は全くありません。結果が出たその日のうちに始めても良いぐらい、早くやるに越したことはないです。
2年間の学生用居住許可申請で準備しなければいけない資料は2年間分の生活費証明(本人名義の銀行残高証明書や奨学金受給証明書など)ぐらいです。交換留学等の場合はそれプラス旅行保険加入の証明書が必要ですが、正規留学生はルンド大学が手配してくれている保険に自動的に入ることになるので必要ありません。
2025年4月20日:学費を払う
居住許可の申請にあたって大学院の1学期目の学費を支払っていることが必要でした。これは知っていたことなのですが、特に理由はなくだらだらしてたら遅くなってしまいました。
2025年4月23日:スウェーデン移民庁のウェブサイトで居住許可の申請を始める(再)
学費を払ってから3日して、そろそろ続きやるかーと居住許可申請画面を開いたら一時保存していた申請が取り消されていました。というのも申請開始してから14日以内に申請を完了しないとその申請は自動的にキャンセルになるみたいです。ということでまた1から申請開始。
2025年4月24日:居住許可の申請を完了する
今回はさすがにさっさとやろうということで1日で申請を完了させて提出しました
2025年4月24日:デジタルパスポートチェックをするようメールが来る
これはスウェーデンの移民庁が居住許可申請者のパスポートを認証するための手続きです。流れはメールに記載されていますが、Frejaというアプリをダウンロードして簡単に行えます。期限は1週間以内でした。
2025年4月29日:デジタルパスポートチェックを完了する
これまたすぐにやらず、期限の1週間が近づいてきてようやくやりました。チェック自体は正確には覚えてませんがだいたい10分ぐらいで終わった気がします
2025年4月30日:居住許可が認められる
デジタルパスポートチェックをやった次の日には居住許可が降りたとのメールが来ました。申請してから6日という超特急。3年前に交換留学生として申請した時は数か月かかった気がしたのでめちゃめちゃ驚きました。2回目だと早いのかな。
ちなみにこのあと東京にあるスウェーデン大使館からも居住許可が降りたという旨の手紙が届きますが、特に何もする必要はありません。ちなみに後でも書きますが、この手紙はスウェーデンに渡航して入国審査を受けるときに簡単に出てくるところに入れておくことをとてもお勧めします。
2025年8月3日:スウェーデン渡航後に必要な移民庁訪問を予約する
日本国籍の人は、居住許可が降りた連絡が来た後は、入国するまで居住許可に関してしなければならないことは特にありません。ただ、スウェーデンに渡航した後、最寄りの移民庁に出向いて居住許可カードを作る必要があります。そしてそのためには移民庁の予約を取る必要があります。予約は移民庁のウェブサイトでできるので、入国前から予約を取っておくことが可能です。
これは珍しく早めにやりました。というのも8月後半の留学生がみんな到着した直後は移民庁の予約がめちゃくちゃ混むのですが、私はなるはやで居住許可カードがほしくて入国日の次の日に行きたかったからです。移民庁のマイページで、正確には覚えていませんがたぶん3週間後まで予約を取ることができるとかだったと思うので、早めに予約しました。
2025年8月20日:日本出発
2025年8月21日:スウェーデン到着
空港での入国審査のときに、入国の目的や期間を聞かれます。2年間の修士というと、居住許可はあるかと聞かれました。居住許可カードは入国後に移民庁に申請しに行くまで持っていませんが、ここで以前東京のスウェーデン大使館から届いた手紙を見せると居住許可が降りていることの証拠になるのでスムーズです。
居住許可カード申請
2025年8月22日:マルメの移民庁を訪問して指紋と写真の登録をする
予定通り、入国した次の日にマルメの移民庁に行きました。ただ予約の時間に遅れていってしまったせいで2-3時間待つことになったのでくれぐれも時間厳守が大事だと思います。
2025年8月30日:居住許可カードが家に届く
1週間ほどで無事居住許可カードが家に届きました。
パーソナルナンバー申請
2025年8月30日:パーソナルナンバーの申請とそのためのルンドの税務署の予約をする
早く居住許可カードがほしかったのは、早くパーソナルナンバーがほしかったからです。ということで居住許可カードをゲットしたその日のうちにパーソナルナンバーを税務署(Skatteverket)のウェブサイトで申請しました。申請の1プロセスとしてパスポートと居住許可カードをアップロードする必要があります。また、このオンライン上での申請に加えて、パスポートと居住許可カードに関するIDチェックというものを後日税務署のオフィスでする必要があるということで、それの予約もこの時点ですることになります。
2025年9月1日:授業開始
関係ありませんが、私の修士は9月1日授業開始でした。
2025年9月10日:ルンドの税務署でパーソナルナンバー申請のためのIDチェックをする
ルンドにある税務署のオフィスに出向いてIDチェックを受けます。といってもパスポートと居住許可カードを見せて写真を撮られるだけです。手続きは5分ほどで完了。パーソナルナンバーは1-6週間以内に家のポストに届くと言われました。
2025年10月1日:パーソナルナンバーが家に届く
3週間後、ようやくパーソナルナンバーが届きました。それと同時にvårdcentralen(保健センターみたいなもの)からも手紙が来て、家から一番近いvårdcentralenが自動であてがわれていることが知らされます。これはもし変更したければ可能ですが、そのままでよければ特に何もする必要はないと書かれていました。
さて、ここまでが最低限絶対にしなければならないことでした。ここから下は必須ではありませんがやるとスウェーデンでの生活がスムーズになるかもしれない事柄についてです。
SFI申請
早く居住許可カードをゲットして早くパーソナルナンバーをゲットしたかった最大の理由は、早くSFIという移民向けの無料のスウェーデン語学校に通い始めたかったからです。これに申し込むにはパーソナルナンバーが必要だったので急いでここまでの手続きを終わらせました。
2025年10月2日:SFIに申し込む
ということでパーソナルナンバーが届いた次の日には市のホームページからSFIに申し込みました。
2025年10月6日:市のSFI担当者から連絡が来る
担当者からのメールには、SFIを始めるにあたってその前に面談が必要であること、面談可能な直近の日程が10月31日と言われました。いやいやなんで1ヶ月も先やねんと思いましたが、どうすることもできません。
2025年10月31日:市のSFI担当者との面談、SFI順番待ちの列に入れてもらう
面談では、私の提出した電話番号や住所などに誤りがないかの確認、またこれまで受けてきた学歴や職歴の確認をしました。SFIは何段階かレベルがあるのですが、高校を卒業しているかなどの学歴によって始めるレベルが異なります。この面談を経て、ようやくSFI順番待ちの列にいれてもらいました。そして最長でも6週間以内には空くと言われます。
2025年11月13日:SFIの場所があいたと連絡が来る
意外と早く、順番待ちの列に入れてもらってから2週間で、入学できると連絡が来ました。
2025年11月18日:SFI開始
実際に学校に行って最初の説明会を受けました。この日からSFIスタート。
SFIの様子は↓の記事で紹介しています
IDカード(パーソナルナンバーカード)申請
さて、ここからは私が特に急いでいなかった事柄についてです。
IDカードはパーソナルナンバーカードと呼ばれるもののことで、1年以上スウェーデンに滞在する場合パーソナルナンバーの発行は必須ですが、パーソナルナンバーカードを作るかどうかは任意らしいです。でも持っていると身分証明書として機能してくれていちいちパスポートを持ち歩かなくて済むから楽なのと、もし銀行口座を開設したい場合は必須の様です。ちなみに私の経験上、前述の居住許可カードは身分証明書として扱ってもらえない場合も結構あります。
必須ではないということで特に急いでいなかったのですが、冬休みで時間もあるしということで、渡航から3ヶ月以上経ってようやく作ることにしました。
2025年12月5日:IDカード作成のためマルメの税務署訪問を予約
パーソナルナンバー発行のためのIDチェックはルンドの税務署オフィスでできたのに、カード発行はマルメに行かなければいけないというよくわからないルール。税務署のホームページで予約します。ちなみに訪問の日までにカード発行費みたいな費用を払う必要がありました。
2025年12月18日:マルメの税務署訪問
税務署では身長を測ったり、写真を撮ったりしました。10分以内に完了。カードが出来上がったらSMSで知らせるから、またここに取りに来てねと言われます。え、家に送ってくれないんですか、と聞くと送りませんとのこと。居住許可カードとパーソナルナンバーは送ってくれたのに、、
2025年12月24日:IDカードができたからいつでも取りに来いとの連絡がくる
SMSが来ました
2026年1月9日:マルメの税務署を再度訪ねてIDカードを入手
年末年始のごたごたも落ち着いて暇だった冬休みのある日マルメに取りに行きました。これも5分で完了。ちなみに前回訪問したとき最後に渡される申請書みたいなのと引き換えにカードをもらうので、その紙を取っておくことが大事です。
銀行口座/Bank ID/Swish
せっかくIDカードも作ったし、銀行口座があった方が色々便利かなと思って作ることにしました。私のスウェーデン語力ではまだまだかもしれませんが、現地でバイトをしたいとかなったら口座は必須だと思います。また、銀行口座開設と同時に発行されるBank IDというスウェーデンで使われているデジタル身分証明がほしかったというのもあります。結論からいうと、私はNordeaで口座を開設しました。
2026年1月14日:ルンドのLänsförsäkringarを訪ねるも諦める
なぜ初めはLänsförsäkringarという銀行にしようと思ったかを説明します。スウェーデンにはBank IDと呼ばれる、銀行口座開設と同時に発行されるオンライン身分証明があるのですが、大手銀行含め多くの銀行でそれを外国人に発給するための要件が厳しくなってるとの噂を聞き、Länsförsäkringarは大丈夫と聞いたからです。Länsförsäkringarのウェブサイトを見ると、Bank IDをまだ持っていない人が口座を開設したい場合、直接オフィスに行く必要があると書いてありました。予約をするシステムもなさそうだったので、ふらりとLänsförsäkringarのルンドオフィスに行ってみたのですが、その場で色々書類を埋めたりして手続きできると思ってたら、分厚い書類を渡されて埋めてからまた来いと言われ、めんどくさくなります
2026年2月20日:もう一度思い立ってNordeaのウェブサイトから口座開設を申請する
1ヶ月以上たって、そろそろ銀行どうにかしなきゃなーと思い始めます(笑)改めて友達の話とかを聞きながら大手銀行Nordeaのウェブサイトを眺めてたら、Bank IDの外国人への発行についてはっきり発行しないとは書かれておらず少し希望が見えました。ということで口座開設の申請方法を見てみたら、いきなりオフィスに突撃しなくてもウェブでできて簡単そうだったのでとりあえずしてみることにしました。どっちにしろ口座自体は開設できるはずなので、口座開設申請してみてBank IDについてはNordeaの人との直接のやり取りが生まれる段階で細かく聞いてみようという計画です。口座開設の申請は本当に簡単なフォームに入力するだけでした。1週間以内ぐらいにNordeaから電話が来て、その電話口でオフィスを訪問する予約をすることになると書いてありました。
2026年2月24日:Nordeaから電話が来るも取れず
電話がかかってくる15分ほど前にSMSが届いて、15分後ぐらいに電話するよと教えてくれる仕組みになっていました。
2026年2月25日:Nordeaから2度目の電話、ルンドのNordeaオフィス訪問の予約をする
電話若干緊張しましたが、親切で英語で対応してくれて助かりました。直近で空いていると言われた3月6日に予約を取りました。パスポート、パーソナルナンバーカード、学生である証明(ルンド大学の合格通知書など)、Nordeaの口座に入ることになるお金の出所を証明する書類(今持ってる口座の残高証明書や給料明細書など)を持っていってくださいと言われます。
2025年3月6日:Nordeaのオフィスを訪問、口座が無事開設されてBank IDも発行される
ルンドのNordeaオフィスは完全予約制でした。この訪問では、書類をチェックされていくつか簡単な質問に答えて終わりました。Bank IDに関してはこちらから聞く必要さえなく、当たり前に発行してくれました。一緒にBank IDのアプリの設定もやってくれてめちゃくちゃ一安心。
2025年3月13日:デビットカードが家に届く、Swishも使えるようになる
1週間以内に届くといわれていたとおり、デビットカードが家に届きました。また、スウェーデンにはSwishと呼ばれる、日本でいうPaypayのようなアプリがあります。Paypayと違って、Swishは必ず銀行口座に紐づいています。Bank IDの発行からSwishが使えるようになるまで1週間かかるとのことでした。1週間経ち、Swishアプリ上で自分で操作して無事Swishも有効化することができました。
SIMカード移行
SIMカードに関しては記事を書いているので↓の記事をご覧いただければと思いますが、パーソナルナンバーとBank IDを手にしたことで、元々使っていたComviqという携帯キャリアのプリペイドSIMよりも、スウェーデン人が良く使っているVimlaというキャリアで月々の購読契約にしたという話です。
2025年3月8日:ComviqからVimlaへの切り替え手続きをしようとする
電話番号の移行が上手くいかずめんどくさくなる
2025年3月20日:思い立ってVimlaとComviqに連絡して電話番号移行が成功
2025年3月26日:Vimlaで電話番号も含め使えるようになる
まとめ
さて、最初にも書きましたが、スウェーデン正規留学の場合は、合格をもらってしまえさえすれば日本でやらなければいけない手続きは家探しと居住許可申請のみで、そこまで多くありません。思う存分ギャップイヤーを楽しめます。ギャップイヤーに関する記事↓
逆に言えばスウェーデンに渡航してからやらなければならないことが多いので、異国の地でそれはそれで大変なのかもしれませんが、私の場合本当に全てトラブルなくスムーズにいってありがたかったです。銀行や携帯キャリアなども連絡が来るのはとても早いし、電話、対面、チャット含め英語で対応してくれて本当に助かりました。
今回の記事は私自身にとっても良い振り返りになりましたし、みなさんにとってもどこか参考になるところがあったら幸いです。また次の記事でお会いしましょう~
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