Fika with me

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移民のためのスウェーデン語学校(SFI)体験記

2025年の11月半ばから2026年の5月半ばまで半年間ほど、大学院に加えてスウェーデン語の学校に通っていました。スウェーデンには、SFI(Svenska för invandrare) と呼ばれる、いわゆる「移民のためのスウェーデン語」というコースがあります。これは、1年以上スウェーデンに滞在する外国人向けに、自治体が無料で提供しているものです。

 

とても楽しくて、スウェーデンの言語も文化も学べるし、大学院の息抜きにもなるし、先生たちもクラスメイトも良い人たちで、行って本当に良かったなと思っています。私がSFIを楽しめた理由は、1)私が言語や社会について学ぶことが好き、2)クラスメイトの多様さ、3)先生やクラスメイトの優しさ、に集約されると思います。

 

  1. 言語や文化を学ぶのか好き
  2. 本当に多様
  3. 優しい
  4. 一長一短の柔軟性
  5. 今後について

言語や文化を学ぶのが好き

私はもともと言語を学ぶのが好きだけど独学では全く続かない、というタイプなので、無料で語学の学校に通えるというのはとても嬉しかったです。SFIはただの語学学校ではなく、「移民のためのスウェーデン語」という名前にもあるように、これからスウェーデンに住むであろう外国人にスウェーデンの言語や社会を理解してもらうことが目的です。だからこそ、毎授業、トピックがスウェーデンの社会を理解しながら言語を学べるように設計されていて、それもとても面白かったです。例えば、スウェーデンの教育システム、リサイクルの仕組み、住居の借り方、選挙の仕組みなど。大学院の勉強に加えてSFIに行くのは大変という声も時々聞きますが、私にとっては全く苦ではなく、なんなら楽しみや息抜きともいえる場所でした。

 

本当に多様

また、SFIに通うことで、スウェーデンに住む色々な外国人に出会えたことが本当に良かったなと思います。私の大学院のプログラムも英語学位で国際的な環境ではあるのですが、やはり9割以上がヨーロッパ人だし、自分も含めて大学院に行く層というのは偏っています。一方でSFIはヨーロッパ外出身の人も多かったし、スウェーデンで仕事している人、パートナーの都合で来た人、難民として来た人など色々な人がいました。だからこそ抱えている悩みも似ていたりして、話しやすい人が多かったです。ただ多様とはいえ、ルンドのSFIはやはり、学生や研究者、そのパートナーの割合がとても高いなというのが感想です。

 

優しい

また、私がとてもSFIを好きだったもう1つの理由は、私にとってのセーフスペースだったからです。なぜかわかりませんがとにかく雰囲気が良くて、どんなに基礎的なことを質問する人がいても、先生もクラスメイトもイライラすることなく優しく教えるという雰囲気がありました。3週間に1回短いプレゼンをしないといけない授業があったのですが、そこでもとにかく助け合いの精神が根付いています。SFIはレベルが結構ごちゃまぜで先週始めた人ともう6ヶ月勉強している人が一緒になったりするのですが、それでもみんなで始めたばかりの人を励ましながらやるという感じ。

 

一長一短の柔軟性

SFIの長所でもあり短所でもあるのがその柔軟性。

 

私の学校では1つの授業が2時間で、週に最低2回(計4時間)行くことが求められていました。自主学習に委ねられているというのが基本的なスタイルで、一応は1週間につき学校で4時間、家で11時間の15時間分の勉強が求められているみたいです。毎週宿題が出るので、それもやる必要がありますが、個人的にはそれに11時間はかからないし1,2時間で終わる量かなという感じです。個人的には絶対に15時間も勉強してないと思います(笑)ただ自分でスウェーデン語のYoutubeを見たりニュースを読んだりはしていました。

 

授業は毎日8:30-、 10:00-、 13:00-、 15:00-、 17:30-、 という感じで5つの時間帯から選べました。各時間帯、同時に2つの違う授業が行われているので、大体10個の授業が毎日行われている感じでした。それぞれの授業にはレベル(ベーシック/アドバンス)と内容(リーディング/リスニング/ライティング/スピーキング)が設定されているので、自分の好きなレベルと内容の授業を、毎週2つ選んで予約して行くという感じです。私は、主にリスニングとスピーキングの授業に行っていました。しばらくすると好きな先生とかもわかってくるので、私は基本自分の好きな先生の授業を選んでいました。

 

修了時期についても、自分のメンターの先生がそろそろ良いレベルだと判断したタイミングでナショナルテストを受け、それに合格したら修了できるという感じです。だから数か月で修了する人もいれば2年ほどかけて修了する人もいます。1週間から3ヶ月の間ならお休みを取ることもできるみたいです。

 

上でも書いたように、クラスのレベルはベーシックとアドバンスの2つしかないので、結構大まかです。特にベーシックのクラスに行くと、本当に基礎的なことを知らない人も時々いるので、グループで問題を解くときとかはちょっと大変だなとか思ってしまっていましたが、私の心が狭いだけでみんな優しく教え合ってて本当に良い雰囲気です。



今後について

SFIを修了すると、次のレベルのSVA Grundというコースを受けることができます。私はそのコースを2026年8月から受講予定です。SVA Grundの他にも、スウェーデン語学習と職業訓練を組み合わせたコースを受けることもできるみたいです。

SFI修了で小学校レベル、SVA Grund修了で中学校レベル、その次のSVA修了で高校レベルのスウェーデン語が身につく設計とのこと。SVAまで修了すると、スウェーデンの大学や職業学校?(yrkehögskola)などに申し込むこともできるみたいです。

 

SVA Grundが終わったらまた感想やその後などを記録したいなと思います。

子どものときには想像もしていなかった人生

最近、ふと今の私の日々は、子どものときには想像もしていなかった人生になったんだなと思うことがあります

 

日本で生まれて、日本人だけに囲まれて育ち、日本語だけを話して、自分はもちろん、周りには英語を話せる人も海外に住んだことがある人もいない環境だった子どもの頃

 

でもどこかで遠い場所に無意識のうちに憧れていたのか、

ヨーロッパの小さな街をそぞろ歩く旅番組に見入っていた子供時代でした

 

今こうしてスウェーデンに住んで、スウェーデン人だけでなく色んな国の人に出会って、色んな国に旅をして

 

子どものときに胸を躍らせながら見ていた中世ヨーロッパの街並み、小さな職人たちの手仕事、ぶどう畑、教会の鐘の音、そんなお話の世界のものだと思っていたものが日常になっている、そんなことにふと思いをめぐらしたこの頃でした

 

日々、マイノリティとして、移民として、大学院生として、大変なことに追われて心がぎすぎすしていることも多い日々で、それが現実ではあるのだけれども、小さな子どもだった私の胸をときめかせてくれたものに囲まれて暮らしているということも忘れないでいたいと思うのです

 

それに、子どものときに見ていた素敵な情景だけではなくて、それ以上の想像もしていなかった体験、出会いの連続だなとも思います

 

私はスウェーデンで英語の修士課程にいるのですが、クラスメイトはスウェーデン人が40%程度と、その他ヨーロッパ人が多数、ヨーロッパ外の人も少々という感じのクラス構成。私が小さい頃見ていた遠い世界だった場所で生まれ育った人たちと、私は今実際に一緒に何かをしているのだなとふと思うことがあります。

 

また、そんな国際的な環境にいると、国をまたぐことのハードルがとても低くて(現実的な話をするとEUの人は他のEUの国に引っ越すのにビザがいらないというのは大きいけれど)、修士課程で海外に引っ越して、インターンで違う国へ行って、また違う国で就職するなんて普通の世界。

 

パートナーと違う国に住んでいる人なんて普通で、かくいう自分も気づかないうちに(?)日本とスウェーデンで2年間の遠距離恋愛を経験していたりなんかする。小学校の隣の席の子が気になっていたときと比べると、なんだかいつのまにか、とてつもなく違う世界線に来たのだなとふとした瞬間に思うのです。

 

とはいえ、これもまたヨーロッパという小さな世界でのことであって、世界にはもっともっと色んな場所がある。私が小さいときヨーロッパにときめきを感じたのだってたまたまじゃなくて、欧米を中心に回っている世界、欧米への憧れを感じさせる世界があるからだっていうことも今はわかっています。

 

それに、いつだってグローバルが美徳ではないこともわかっている。自分が生まれ育った場所への愛があって、隣にいる人やコミュニティを大事に生きるのが本来人間らしいのかもと思うこともある。

 

でも、そういう側面もわかった上で、やっぱり子どものときの心のときめき、そしてそれ以上の知らなかった世界を見せてくれている人生には感謝したいなと思う日々なのでした。

【スウェーデン大学院】事務手続き時系列まとめ (居住許可/パーソナルナンバー/IDカード/SFI/銀行/SIM)

さて、今回はスウェーデンに1年以上留学するときに必要なのかなと思う手続き諸々、行った時期やかかった時間についてまとめてみようと思います。3年前の交換留学と比べると正規留学ではだいぶやることが多いなという印象です。あくまで私の事例ですが、何月何日に何を申請して、何月何日に結果が来たのかなど細かく振り返ってみたので、何かの参考になることもあるかもしれません。

 

スウェーデンに引っ越してきてから7ヶ月経った今、ようやく諸々の事務手続きを全部終えたなという感覚です。かなり怠惰なのですが、これだけ怠けていても一応すぐやらないといけないものはすぐやったし、逆に言えば私が先延ばしにしていたものはそんなに急ぎでやらなくても最悪大丈夫なものということ、というのもある意味参考になるかなと思いました(?)

 

ちなみに、スウェーデン正規留学の場合、大学からの合格をもらってから渡航までの間にやらなければならないことは居住許可と家探しだけだと思います。家探しは↓の記事で少し書いていますが、ルンド大学にEU圏外から正規留学する場合はきちんと期限までに申し込みさえすれば必ず寮が保証されているので今回の記事では割愛しました。

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さて、よく日本人でこっちに留学している人が言うのが、スウェーデンは何でも手続きが遅くて日本の迅速で細やかなサービスが恋しいというものです。ただ、個人的には多分運がよくて全部本当にスムーズにいきました。7ヶ月かかったのは何度も言うように私が怠惰だっただけ。ということで早速、大学院の合格をもらったところから順番に見ていきたいと思います。

 

  1. 居住許可申請(渡航前)
  2. 居住許可カード申請
  3. パーソナルナンバー申請
  4. SFI申請
  5. IDカード(パーソナルナンバーカード)申請
  6. 銀行口座/Bank ID/Swish
  7. SIMカード移行
  8. まとめ

 

居住許可申請(渡航前)

2025年3月27日:大学院の合否が出る

 

2025年4月9日:スウェーデン移民庁のウェブサイトで居住許可の申請を始める

居住許可は、入力する情報やアップロードする資料などが色々あるのですが、申請を始めてその都度進めたところまでを一時保存しておくことができます。そしてまた次回、前回途中だったところからスタートできるという仕組みです。

私の場合、申請開始が大学院の結果が出てから2週間ほど空いていますが、これも私が怠けていただけで待つ必要は全くありません。結果が出たその日のうちに始めても良いぐらい、早くやるに越したことはないです。

2年間の学生用居住許可申請で準備しなければいけない資料は2年間分の生活費証明(本人名義の銀行残高証明書や奨学金受給証明書など)ぐらいです。交換留学等の場合はそれプラス旅行保険加入の証明書が必要ですが、正規留学生はルンド大学が手配してくれている保険に自動的に入ることになるので必要ありません。

 

2025年4月20日:学費を払う

居住許可の申請にあたって大学院の1学期目の学費を支払っていることが必要でした。これは知っていたことなのですが、特に理由はなくだらだらしてたら遅くなってしまいました。

 

2025年4月23日:スウェーデン移民庁のウェブサイトで居住許可の申請を始める(再)

学費を払ってから3日して、そろそろ続きやるかーと居住許可申請画面を開いたら一時保存していた申請が取り消されていました。というのも申請開始してから14日以内に申請を完了しないとその申請は自動的にキャンセルになるみたいです。ということでまた1から申請開始。

 

2025年4月24日:居住許可の申請を完了する

今回はさすがにさっさとやろうということで1日で申請を完了させて提出しました

 

2025年4月24日:デジタルパスポートチェックをするようメールが来る

これはスウェーデンの移民庁が居住許可申請者のパスポートを認証するための手続きです。流れはメールに記載されていますが、Frejaというアプリをダウンロードして簡単に行えます。期限は1週間以内でした。

 

2025年4月29日:デジタルパスポートチェックを完了する

これまたすぐにやらず、期限の1週間が近づいてきてようやくやりました。チェック自体は正確には覚えてませんがだいたい10分ぐらいで終わった気がします

 

2025年4月30日:居住許可が認められる

デジタルパスポートチェックをやった次の日には居住許可が降りたとのメールが来ました。申請してから6日という超特急。3年前に交換留学生として申請した時は数か月かかった気がしたのでめちゃめちゃ驚きました。2回目だと早いのかな。

ちなみにこのあと東京にあるスウェーデン大使館からも居住許可が降りたという旨の手紙が届きますが、特に何もする必要はありません。ちなみに後でも書きますが、この手紙はスウェーデンに渡航して入国審査を受けるときに簡単に出てくるところに入れておくことをとてもお勧めします。

 

2025年8月3日:スウェーデン渡航後に必要な移民庁訪問を予約する

日本国籍の人は、居住許可が降りた連絡が来た後は、入国するまで居住許可に関してしなければならないことは特にありません。ただ、スウェーデンに渡航した後、最寄りの移民庁に出向いて居住許可カードを作る必要があります。そしてそのためには移民庁の予約を取る必要があります。予約は移民庁のウェブサイトでできるので、入国前から予約を取っておくことが可能です。

これは珍しく早めにやりました。というのも8月後半の留学生がみんな到着した直後は移民庁の予約がめちゃくちゃ混むのですが、私はなるはやで居住許可カードがほしくて入国日の次の日に行きたかったからです。移民庁のマイページで、正確には覚えていませんがたぶん3週間後まで予約を取ることができるとかだったと思うので、早めに予約しました。

 

2025年8月20日:日本出発

2025年8月21日:スウェーデン到着

空港での入国審査のときに、入国の目的や期間を聞かれます。2年間の修士というと、居住許可はあるかと聞かれました。居住許可カードは入国後に移民庁に申請しに行くまで持っていませんが、ここで以前東京のスウェーデン大使館から届いた手紙を見せると居住許可が降りていることの証拠になるのでスムーズです。

 

居住許可カード申請

2025年8月22日:マルメの移民庁を訪問して指紋と写真の登録をする

予定通り、入国した次の日にマルメの移民庁に行きました。ただ予約の時間に遅れていってしまったせいで2-3時間待つことになったのでくれぐれも時間厳守が大事だと思います。

 

2025年8月30日:居住許可カードが家に届く

1週間ほどで無事居住許可カードが家に届きました。

 

パーソナルナンバー申請

2025年8月30日:パーソナルナンバーの申請とそのためのルンドの税務署の予約をする

早く居住許可カードがほしかったのは、早くパーソナルナンバーがほしかったからです。ということで居住許可カードをゲットしたその日のうちにパーソナルナンバーを税務署(Skatteverket)のウェブサイトで申請しました。申請の1プロセスとしてパスポートと居住許可カードをアップロードする必要があります。また、このオンライン上での申請に加えて、パスポートと居住許可カードに関するIDチェックというものを後日税務署のオフィスでする必要があるということで、それの予約もこの時点ですることになります。

 

2025年9月1日:授業開始

関係ありませんが、私の修士は9月1日授業開始でした。

 

2025年9月10日:ルンドの税務署でパーソナルナンバー申請のためのIDチェックをする

ルンドにある税務署のオフィスに出向いてIDチェックを受けます。といってもパスポートと居住許可カードを見せて写真を撮られるだけです。手続きは5分ほどで完了。パーソナルナンバーは1-6週間以内に家のポストに届くと言われました。

 

2025年10月1日:パーソナルナンバーが家に届く

3週間後、ようやくパーソナルナンバーが届きました。それと同時にvårdcentralen(保健センターみたいなもの)からも手紙が来て、家から一番近いvårdcentralenが自動であてがわれていることが知らされます。これはもし変更したければ可能ですが、そのままでよければ特に何もする必要はないと書かれていました。

 

さて、ここまでが最低限絶対にしなければならないことでした。ここから下は必須ではありませんがやるとスウェーデンでの生活がスムーズになるかもしれない事柄についてです。

SFI申請

早く居住許可カードをゲットして早くパーソナルナンバーをゲットしたかった最大の理由は、早くSFIという移民向けの無料のスウェーデン語学校に通い始めたかったからです。これに申し込むにはパーソナルナンバーが必要だったので急いでここまでの手続きを終わらせました。

 

2025年10月2日:SFIに申し込む

ということでパーソナルナンバーが届いた次の日には市のホームページからSFIに申し込みました。

 

2025年10月6日:市のSFI担当者から連絡が来る

担当者からのメールには、SFIを始めるにあたってその前に面談が必要であること、面談可能な直近の日程が10月31日と言われました。いやいやなんで1ヶ月も先やねんと思いましたが、どうすることもできません。

 

2025年10月31日:市のSFI担当者との面談、SFI順番待ちの列に入れてもらう

面談では、私の提出した電話番号や住所などに誤りがないかの確認、またこれまで受けてきた学歴や職歴の確認をしました。SFIは何段階かレベルがあるのですが、高校を卒業しているかなどの学歴によって始めるレベルが異なります。この面談を経て、ようやくSFI順番待ちの列にいれてもらいました。そして最長でも6週間以内には空くと言われます。

 

2025年11月13日:SFIの場所があいたと連絡が来る

意外と早く、順番待ちの列に入れてもらってから2週間で、入学できると連絡が来ました。

 

2025年11月18日:SFI開始

実際に学校に行って最初の説明会を受けました。この日からSFIスタート。

SFIの様子は↓の記事で紹介しています

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IDカード(パーソナルナンバーカード)申請

さて、ここからは私が特に急いでいなかった事柄についてです。

IDカードはパーソナルナンバーカードと呼ばれるもののことで、1年以上スウェーデンに滞在する場合パーソナルナンバーの発行は必須ですが、パーソナルナンバーカードを作るかどうかは任意らしいです。でも持っていると身分証明書として機能してくれていちいちパスポートを持ち歩かなくて済むから楽なのと、もし銀行口座を開設したい場合は必須の様です。ちなみに私の経験上、前述の居住許可カードは身分証明書として扱ってもらえない場合も結構あります。

必須ではないということで特に急いでいなかったのですが、冬休みで時間もあるしということで、渡航から3ヶ月以上経ってようやく作ることにしました。

 

2025年12月5日:IDカード作成のためマルメの税務署訪問を予約

パーソナルナンバー発行のためのIDチェックはルンドの税務署オフィスでできたのに、カード発行はマルメに行かなければいけないというよくわからないルール。税務署のホームページで予約します。ちなみに訪問の日までにカード発行費みたいな費用を払う必要がありました。

 

2025年12月18日:マルメの税務署訪問

税務署では身長を測ったり、写真を撮ったりしました。10分以内に完了。カードが出来上がったらSMSで知らせるから、またここに取りに来てねと言われます。え、家に送ってくれないんですか、と聞くと送りませんとのこと。居住許可カードとパーソナルナンバーは送ってくれたのに、、

 

2025年12月24日:IDカードができたからいつでも取りに来いとの連絡がくる

SMSが来ました

 

2026年1月9日:マルメの税務署を再度訪ねてIDカードを入手

年末年始のごたごたも落ち着いて暇だった冬休みのある日マルメに取りに行きました。これも5分で完了。ちなみに前回訪問したとき最後に渡される申請書みたいなのと引き換えにカードをもらうので、その紙を取っておくことが大事です。

 

銀行口座/Bank ID/Swish

せっかくIDカードも作ったし、銀行口座があった方が色々便利かなと思って作ることにしました。私のスウェーデン語力ではまだまだかもしれませんが、現地でバイトをしたいとかなったら口座は必須だと思います。また、銀行口座開設と同時に発行されるBank IDというスウェーデンで使われているデジタル身分証明がほしかったというのもあります。結論からいうと、私はNordeaで口座を開設しました。

 

2026年1月14日:ルンドのLänsförsäkringarを訪ねるも諦める

なぜ初めはLänsförsäkringarという銀行にしようと思ったかを説明します。スウェーデンにはBank IDと呼ばれる、銀行口座開設と同時に発行されるオンライン身分証明があるのですが、大手銀行含め多くの銀行でそれを外国人に発給するための要件が厳しくなってるとの噂を聞き、Länsförsäkringarは大丈夫と聞いたからです。Länsförsäkringarのウェブサイトを見ると、Bank IDをまだ持っていない人が口座を開設したい場合、直接オフィスに行く必要があると書いてありました。予約をするシステムもなさそうだったので、ふらりとLänsförsäkringarのルンドオフィスに行ってみたのですが、その場で色々書類を埋めたりして手続きできると思ってたら、分厚い書類を渡されて埋めてからまた来いと言われ、めんどくさくなります

 

2026年2月20日:もう一度思い立ってNordeaのウェブサイトから口座開設を申請する

1ヶ月以上たって、そろそろ銀行どうにかしなきゃなーと思い始めます(笑)改めて友達の話とかを聞きながら大手銀行Nordeaのウェブサイトを眺めてたら、Bank IDの外国人への発行についてはっきり発行しないとは書かれておらず少し希望が見えました。ということで口座開設の申請方法を見てみたら、いきなりオフィスに突撃しなくてもウェブでできて簡単そうだったのでとりあえずしてみることにしました。どっちにしろ口座自体は開設できるはずなので、口座開設申請してみてBank IDについてはNordeaの人との直接のやり取りが生まれる段階で細かく聞いてみようという計画です。口座開設の申請は本当に簡単なフォームに入力するだけでした。1週間以内ぐらいにNordeaから電話が来て、その電話口でオフィスを訪問する予約をすることになると書いてありました。

 

2026年2月24日:Nordeaから電話が来るも取れず

電話がかかってくる15分ほど前にSMSが届いて、15分後ぐらいに電話するよと教えてくれる仕組みになっていました。

 

2026年2月25日:Nordeaから2度目の電話、ルンドのNordeaオフィス訪問の予約をする

電話若干緊張しましたが、親切で英語で対応してくれて助かりました。直近で空いていると言われた3月6日に予約を取りました。パスポート、パーソナルナンバーカード、学生である証明(ルンド大学の合格通知書など)、Nordeaの口座に入ることになるお金の出所を証明する書類(今持ってる口座の残高証明書や給料明細書など)を持っていってくださいと言われます。

 

2025年3月6日:Nordeaのオフィスを訪問、口座が無事開設されてBank IDも発行される

ルンドのNordeaオフィスは完全予約制でした。この訪問では、書類をチェックされていくつか簡単な質問に答えて終わりました。Bank IDに関してはこちらから聞く必要さえなく、当たり前に発行してくれました。一緒にBank IDのアプリの設定もやってくれてめちゃくちゃ一安心。

 

2025年3月13日:デビットカードが家に届く、Swishも使えるようになる

1週間以内に届くといわれていたとおり、デビットカードが家に届きました。また、スウェーデンにはSwishと呼ばれる、日本でいうPaypayのようなアプリがあります。Paypayと違って、Swishは必ず銀行口座に紐づいています。Bank IDの発行からSwishが使えるようになるまで1週間かかるとのことでした。1週間経ち、Swishアプリ上で自分で操作して無事Swishも有効化することができました。

 

SIMカード移行

SIMカードに関しては記事を書いているので↓の記事をご覧いただければと思いますが、パーソナルナンバーとBank IDを手にしたことで、元々使っていたComviqという携帯キャリアのプリペイドSIMよりも、スウェーデン人が良く使っているVimlaというキャリアで月々の購読契約にしたという話です。

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2025年3月8日:ComviqからVimlaへの切り替え手続きをしようとする

電話番号の移行が上手くいかずめんどくさくなる

 

2025年3月20日:思い立ってVimlaとComviqに連絡して電話番号移行が成功

 

2025年3月26日:Vimlaで電話番号も含め使えるようになる



まとめ

さて、最初にも書きましたが、スウェーデン正規留学の場合は、合格をもらってしまえさえすれば日本でやらなければいけない手続きは家探しと居住許可申請のみで、そこまで多くありません。思う存分ギャップイヤーを楽しめます。ギャップイヤーに関する記事↓

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逆に言えばスウェーデンに渡航してからやらなければならないことが多いので、異国の地でそれはそれで大変なのかもしれませんが、私の場合本当に全てトラブルなくスムーズにいってありがたかったです。銀行や携帯キャリアなども連絡が来るのはとても早いし、電話、対面、チャット含め英語で対応してくれて本当に助かりました。

今回の記事は私自身にとっても良い振り返りになりましたし、みなさんにとってもどこか参考になるところがあったら幸いです。また次の記事でお会いしましょう~

Youtubeもぜひ覗いてみてください

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【スウェーデン留学】SIMカードの苦労

スウェーデンに大学院のために引っ越してきたのは2025年の8月のことなんですが、なんだかんだ自分が怠惰なこともあって、銀行とかsimカードとか移住したての人がやるような手続きにいまだに追われていました(今は2026年の3月)。

 

でもようやくそれもひと段落しそうなので、今回simカードのごたごたを終えてみて、スウェーデンのデジタル社会のめんどくささについて思ったことを書いてみたいと思います。

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まず、「スウェーデン留学 SIMカード」とかで検索すると大体comviqというキャリアが一番安いからそれにしましょうって書いてあります。私もそうしたんですが、これが色々とめんどくさい元となり。とはいいつつ、今考えてもやはりパーソナルナンバー(後で説明)がない最初のうちはComviqにするしかなかったのかなと思うし、そもそも1年未満の滞在でパーソナルナンバーもらえない交換留学生の人はComviqがいいのだと思います。

 

どういうことなのか順を追って説明すると↓

 

スウェーデンでは1年以上滞在する外国人の場合、パーソナルナンバーという、日本でいうマイナンバーみたいなものが発行されます。スウェーデンでは基本ありとあらゆるもの(銀行とか病院とか処方箋とか)がこのパーソナルナンバーに紐づいており、これがないと色々不便です。特に、パーソナルナンバーがあるとオンライン上の身分証明ともいえるBank IDというものを発行することができるのですが、これがないと本来オンラインで済むことが直接どこかに行ったり電話したりアナログでやらないといけないなどの不便が度々生じます。

 

SIMカードに関しても、パーソナルナンバーがあってBank IDがあって身分をオンラインで証明できる状態でないと、そもそもギガの購読契約ができない携帯キャリアも多い状態です。ただComviqはパーソナルナンバーがなくても、ギガがなくなるたびにトッピングするプリペイド式でギガを購入できるので、1年未満しか滞在せずパーソナルナンバーをもっていない、日本からスウェーデンの交換留学生におすすめで人気ということです。

 

ただ、私のように2年間の修士課程で滞在する場合、パーソナルナンバーがあるのならプリペイド式ではなく月々のギガ購読契約をした方が圧倒的にお得なプランがある他の携帯キャリアがたくさんあるわけです。

 

ということで、まだパーソナルナンバーが発行されていなかった最初の頃、それでももちろん携帯は必要なのでとりあえずcomviqのSIMを購入しました。ただ、パーソナルナンバーをゲットして、オンラインのデジタル身分証明であるBank IDをゲットしたことで、Vimlaという他の携帯キャリアに乗り換えて月々の購読契約に切り替えることにしました。Vimlaはスウェーデン人の友達がよく使ってる人気のキャリアで、学割もあるし私の彼も使ってるから友達割引みたいなのも使えてお得だったので選びました。

 

早速切り替えようとしたときに、今使っている電話番号をそのまま使いたいか、新しい電話番号を発行するかを聞かれました。もちろん今使っている番号で学校とか銀行とか役所とかに届けているので、そのまま使えるに越したことはありません。今comviqで使っている番号を、移行したい番号として入力しました。切り替えの手続き自体は数分で終わってとっても簡単。もちろんここまでで書いているように身分証明はオンラインのBank IDで行います。ここで私のパーソナルナンバーがVimlaのアカウントに紐づけられるわけです。

 

ただその数分後メールが届いて、電話番号をVimlaに移行する手続きが上手くいかなかったと。なぜならあなたがVimlaに移行したい電話番号はあなたのパーソナルナンバーと紐づいていないから、とのことでした。

 

うわーーーなんでもパーソナルナンバーに結びついてるスウェーデンあるあるきたーーと思いました

 

日本でキャリア変更した時、どうやって電話番号を違うキャリアに移すための認証みたいなのを得たのか全く覚えてないけど、絶対マイナンバーは絡んでなかった(笑)

 

ということで、私がcomviqのSIMを買ったときは移住したてで、まだパーソナルナンバーは発行されてなかったので、もちろん私のcomviqの電話番号はパーソナルナンバーに結びついてません。さて、どうしたものか。どうやってこれは私の番号だってVimlaに証明できるんだ。

 

とりあえずめんどくさくて2週間ぐらい放置(笑)これが私の良くないところです(笑)

 

2週間たって、やっぱcomviq割高だしそろそろどうにかするかーと思って、Vimlaのお問い合わせフォームみたいなのに状況説明を入力して助けを求めました。それをしたのが金曜日の15時前。5営業日以内に返信が来るって書いてあったので、手続きはなんでも遅いと有名なスウェーデン、1週間ぐらい返ってこないかなと思ったらなんと30分で返ってきました。金曜日の午後のスウェーデン人なんて誰も働いてないだろ、とか極端なことを考えてたのでびっくり。返事の内容は、私のケースの場合、comviqに連絡して電話番号とパーソナルナンバーを紐づけてもらう必要がある、とのこと。

 

えーそっちかよ、となり、仕方ないのでComviqのウェブサイトへ。ただVimlaのように個別の事例を細かく送れるフォームがなく、電話かチャット。電話は勇気ないし、AIかなんかのチャットが私のこの複雑な事例への答えをくれるとは思えなくて、若干諦めかけました。

 

とはいえ、とりあえず試してみるかと思い、チャットを使ってみることに。短い文章しか一回のやり取りで送ることができず、私の電話番号とパーソナルナンバーが紐づいてなくて困ってる、ということだけ最初に送りました。するとチャットは、私がどこか違う携帯キャリアからcomviqに電話番号を移行したいのに、そのどこか違うキャリアで使っている番号がパーソナルナンバーと紐づいていないということだと勘違いしたらしく、今使ってるキャリアに連絡しろとのこと(笑)いやいやいや、それをVimlaで言われてお前に連絡しとるんや、と思いながら、いや私の今のキャリアはComviqやで、と入力。

 

そこで、私が今comviqを使ってて、その電話番号をパーソナルナンバーに紐づけたいのだ、と理解してくれたチャットは、実際にcomviqの人間のカスタマーサポートと話せるチャットに案内してくれました。優秀じゃん。そしてその人にもう一度私の事情を説明したら、なるほど、それならこのリンクに飛んであなたの電話番号とパーソナルナンバーを登録すれば良いよということで、それをすると10秒で完了。ちなみにこのチャットを英語でできたのがとても救い。スウェーデン語を早く上達させなきゃと思いながらも、英語で行政も銀行も携帯の契約も対応してくれる国は当たり前じゃないし、本当に感謝しかありません。

 

そして今度はvimlaのお問い合わせフォームのやりとりに戻り、言われた通りcomviqに連絡してパーソナルナンバーと電話番号を紐づけてもらいましたよーと返信すると、vimlaがこれまた30分以内に返事してきて、「電話番号移行の手続きをもう一度こちらで申請したところ上手くいきました、1週間後にvimlaの回線で電話番号使えるようになります」とのこと。

 

よかったーーー

 

この時点で最初にvimlaに連絡してからたった1時間半。スウェーデンで金曜日の午後から何か手続きをやり始めてその日中に終わると思ってなかったので嬉しい。ラッキーだったし、対応してくれた人たちに感謝です。

 

おまけ

ちなみに、日本のSIMカードはどうしているのかを少しだけ書いておくと、私は日本の電話番号を維持しておきたかったので、日本のキャリアの契約を続けています。Povoで契約していると、180日に1回何かしらのギガを買うだけで電話番号を維持できるのでとてもお得です。使わないのに毎月通信料を払うのはもったいなすぎるので。というおまけ情報でした。

 

まとめ

ということで、以上スウェーデンでの携帯の話でした。なんでもパーソナルナンバーと結びついているこの国のシステムは、一旦そのシステムの中に入ったら便利なんだろうけど、外国人にとって最初は大変だなと実感させられたのでした。

 

誰にも面白くないお話かもしれないけど、自分的にスウェーデンを少し感じたエピソードだったので自分の記録として残しておきたいと思って書いてみました。

 

Youtubeでもスウェーデンの暮らしの記録をしているのでよかったら覗いてみてください。

 

また次の記事でお会いしましょう~

【スウェーデン大学院】国によって全然違う?修士号の捉え方

こんにちは、私は2025年8月からスウェーデンで2年間の修士課程に在籍しているのですが、先日私の修士プログラムのグループチャットでクラスメイト同士のちょっとした議論?があって、考えさせられたことがありました。

 

私のプログラムでは週ごとに先生が変わって、トピックも変わることが多いのですが、ある日、次の週を担当する予定の先生から講義前にしておいてほしいタスクが送られてきました。その量が、これまで他の先生の授業での事前タスクの量と比べて明らかに多いうえに、その週は成績で割と大きな割合を占めるプレゼンもある週でした。ということで何人かのクラスメイトたちはおかしくない??という問いかけをグループチャットに投げかけたのです。

 

そこから色んな人のちょっとしたコメントが積み重なったのですが、ある人の言い分では、これは自分が修士号に求めてたレベルの勉強量で、逆にこれまで要求されてきた勉強量は簡単で軽すぎた、ということでした。この意見に賛成する人もそれなりにいて、いやでもそれでもプレゼンもある中でこれはおかしい、という人もいたのですが、そんな議論の中で出てきた1人の意見に私はすごく共感しました。

 

彼女の意見としては、

 

これぐらいの量が修士レベルの勉強量としてふさわしいし、これまで求められてきていた勉強量がそこまで多くなかったと言う意見はとてもわかる、でもそれは強制で絶対にやらなければいけない量が多くなかっただけでオプションとして提供されていた勉強量はたくさんあった、私たちは修士レベルにいるということは誰かに強制されて勉強するのではなくて、自分たちで自主的に学ぶことが求められていると思ってる、自主的に学ぶために役立つ本とか論文とかリソースは先生たちもたくさん提供してくれている、ただ私たちは勉強以外にやらなければならないことがある人もいて、働きながら大学に通っている人もいて、そういった提供されているもの全部をこなせるわけではない人もいるからこそ、強制で絶対にこなさなければいけないタスクはやった上で、各個人ができる最大限の努力をもとに得られる最大限の学びを得る場所だと思っている

 

とのことでした

 

私はこれは本当にそうだなあ、と思って、スウェーデンの修士号とかスウェーデンの大学教育というものを的確に表しているなあと思いました。別にこの修士号のあり方が良いとか悪いとかではなく、ただスウェーデンではそういうものなのです。

 

私が思うのは、とにかくこの修士プログラムにいる私たちは、色んな面で”違いすぎる”ということです。もちろん4割ぐらいがスウェーデン人で、合計9割ぐらいがスウェーデン内外から来たヨーロッパ人ということでめちゃくちゃ多様性があるとは思いません。ただ、それでも十分すぎる違いがプログラムの中には存在しているのです。

 

修士号の取得とかそもそも大学に通うこと自体が、金銭的にも勉強量的にもすごく負担の大きいという国から来た人もいれば、スウェーデンのように自国民とEU市民にとっては学費もかからず、授業数や求められる勉強量も多くない国から来た人もいます。私たちのプログラムは英語で勉強していますが、英語が母国語の人もいれば、母国語ではないけど英語に近い母国語を持つ人もいれば、英語とは全然違う言語圏から来た人もいます。また、私たちのプログラムは学際的プログラムと言って、様々な専攻を学んできた人が集まって学ぶプログラムです。このプログラムは政治学の理論や概念が大きな部分をしめていますが、政治学を学んだことがない人もいれば政治学専攻だった人もいて政治学の知識レベルもバラバラです。経済的にも奨学金や親からの援助がある人もいれば、自分で働きながら大学に通わなければならない人もいます。そもそも修士号を取得する目的だって、研究者を目指す人もいれば、ただ学部卒業後に何をすればよいかわからなかったから修士に来た人もいます。

 

今のように、強制の勉強量は少なく、オプションで勉強したい人にはリソースが提供されているという仕組みが、上で書いたような本当に幅広い人々が集うプログラムを機能させているのだろうなと思っています。私は個人的にはこの仕組みに賛成だけれど、もちろん修士号を取得するためには強制力の強い勉強をもっと課してほしいという人もいるのは理解できます。ただ、スウェーデンの仕組みはこうなっているのだからそれを受け入れていくべきなのではないかなというのが私の思うところなのでした。

【海外生活】新しい環境に適応するための”コア”の保持 スウェーデン大学院生が思うこと

今回の記事では、こないだ彼と話していてふと考えた、「新しい環境に適応する」ということについて、書いてみたいと思います。

 

私はスウェーデン生活2年目(学部時代の交換留学1年+こちらでの大学院生活5ヶ月)なのですが、今のところそこまでひどいホームシックを感じたこともなければ、日本に帰りたいとか帰ってもいいなと思ったことはありません。

 

私の性格的に、新しい環境に行くと前までの環境のことを結構きれいさっぱり忘れてしまうという特徴はあります(笑)ただそれ以外にも、無意識だったけど新しい環境への適応に役立っているかも、と思ったことがあるので、それをまとめてみたいと思います。

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  1. コアを守り続ける
  2. 私の場合
  3. コンビニがなくても怖くない
  4. 適応力ってなに

コアを守り続ける

「新しい環境に適応する」っていうと、自分の中の色んな考え方とか行動とかを柔軟に変えていく、っていうイメージがあると思います。ただ個人的には、もちろんそれも重要ではありつつも、それよりも自分の中の「コア」な部分を守り続けることが最も重要なポイントなのではないかなと思っています。

 

自分にとって大切な価値観、大切な人、大切な習慣、など自分のコア(「核」や「芯」ともいえるかもしれません)となる部分に変化を起こすのはだいぶ大変だし、だいぶストレス。自分で変えたい場合はともかく、変化を強要される状況とかになったらだいぶ病む気がします。ただ、海外生活は自分でも気づかないうちにその状況になっていることが多いと思うのです。

 

例えば英語を上達させたいから日本の家族とか友達との連絡は控えようという心理が働いたり、そもそも新しい学校なり仕事なりで大変だから日本にいる大切な人との連絡頻度が落ちたりすることもあるかもしれません。日本食命!みたいなタイプなのに、海外で手に入る日本の食材は限られていたり高かったりするから日本食を作ることが減る場合もあります。または、外向的であることがより好まれている文化圏に来たから、もしくは単純にせっかく海外に来たから、という理由で、本当は内向的で自分の時間が大切なタイプなのに、自分の限界以上に外に出るということもあるかもしれません。

 

私の場合

上で挙げた例は、全部私の核となっているものに基づいています(笑)私の場合でいうと、自分を構成しているものの中で特に重要な要素は「友達」「美味しいもの」「1人の時間」だということが22年間を通してわかってきました(笑)

 

私は自然とこの3つを大切にしながら、これまでの海外生活(とはいってもまだ1年半ですが)を過ごしてこられたから、それなりに幸せに、日本を恋しがることもなく暮らしてこられたのではないかなと思っています。

 

日本の大切な友達とは頻繁に電話しているし、私も彼も料理が好きなので美味しいもの(特にアジアのご飯)を良く作っています。3つ目の1人時間(内向的な自分を認めること)は難しいこともありますが、クラスで周りの人にたくさん話しかけられなかったりしてもそれで良いと思ってるし、わざわざ留学だからといって特別多く色々な集まりに顔を出しているということもありません。この内向的な自分を認めることに関しては↓の記事で、少し詳しく話しています。

fika.hateblo.jp

 

とはいえ、常に上手く行って来たわけでもありません。日本の友達との繋がりは常に保って来たものの、肝心の現地での友達作りの大切さを忘れていたせいで、プチ冬季鬱に陥りかけたこともありました(↓の記事参照)。

fika.hateblo.jp

 

私が自分の核として上で挙げた3つのものだって、ほとんどこの1年半の海外生活のアップダウンを通してわかってきたものです。特に3つ目の「1人の時間が必要なこと/大人数が苦手なこと」に関しては、3年半前初めて留学に来た時には全然わかってなくて、日本に住んでいるときよりも社交の場に多くさらされた留学生活を通して、ようやく気が付きました。

 

でもそれを通して、日本に帰った後も無理に大人数の場に行くことをやめたら、日々の生活の質も上がりました。自国にいるときはなんとなくやり過ごせていたことも、海外とか新しい環境ではやりすごすために必要なエネルギーが増えて、ようやく自分の中で何が侵害されたら幸せじゃないのか(コア)に気づくことができるのでしょう。これは私の中で1つ、海外とか環境を変えることで自己理解が深まる原理なのではないかと思っています。私も、これからも続いていく海外生活を通して、さらに自分の芯を発見していく可能性も大いにあります。

 

コンビニがなくても怖くない

逆にいうと、そんな芯の部分だけ、揺さぶられても守り続けてさえいれば、その他の部分は柔軟に流れに任せて変わって行っても意外と大丈夫、というのが個人的な感想です。例えば私にとっては、生活の便利さ(コンビニの有無、お店の営業時間の長さ、交通の遅延など)が減っても、毎日お米とか日本食が食べられなくても、学生寮やシェアハウスで共同のキッチンが汚くても、別に大丈夫だった、ということです。

 

ただ、私はスウェーデン以外の国に長期で住んだことがないので、初めて住んだ外国のスウェーデンがたまたまあっていた可能性も捨てきれません。私のコアを侵害するものがあまりなかった、本当は上の3つ以外にも私の中にコアはたくさんあるけど日本にいるときのように自分でもその他のコアに気づくこともなく生活できている、という可能性もあります(笑)もし今後、他の外国に住む機会があったとしたらどうなるのか楽しみだなという感じです。

 

適応力ってなに

ということで今回は、適応力って何だろう、という問いに対して考えていたことを書いてみました。意外と自分の中での必要最低限以外の条件は変わっても生活できる、逆にその必要最低限の部分は何があっても守る、というのが新しい環境に適応する上で大切なことなのかなと思っているわけです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう~

【北欧】スウェーデンのクリスマスイブ 彼の家族と過ごす和やかな1日

2025年のクリスマスは、初めてスウェーデンの家庭でのお祝いを体験してきたので、その記録を残したいと思います。2022年に留学していた時もスウェーデンにはいたのですが、彼の家族とは一緒にクリスマスを過ごすほど近しくなかったので、寮で日本人の友達とわいわい過ごしました。それも楽しかったな~~

 

さて、スウェーデンではクリスマスは24日に祝われます。私たちはお昼前に彼の両親のおうちへ行きました。スウェーデンの違う街に住んでいる彼の叔母さん、スペインに住んでいる彼のもう1人の叔母さん夫婦など、私にとって初めて会う人もたくさん。みんながルンドの彼両親の家に集まります。私と彼、彼両親、彼妹、彼おばあちゃん、彼叔母、彼叔母夫婦、彼のいとこ、の計10人の集まりです。

↑クリスマス前後の様子は動画での記録も残してみました

 

クリスマスの食卓

おうちに到着すると、美味しそうな料理がたくさん台所に並べられていました。スウェーデンのクリスマスの食卓はJul bord ユールボード(英語に訳すとChristmas table)と呼ばれます。もちろん全部の料理を彼の両親が作るのは大変なので、私と彼も一部貢献。

私は、スウェーデンのクリスマステーブルにかかせない「ヤンソンさんの誘惑」というじゃがいもとアンチョビのグラタンと、ニシンのフライの酢漬けを作りました。彼は、ビーツのサラダと、トマトとなすのグラタン(これはスウェーデンの伝統ではないけど、彼と彼妹がペスカタリアン(お肉を食べない主義)になってから彼家族の伝統なんだそう)を作っていました。

 

その他、ニシンのピクルス、gubbröra グッブラーラ(アンチョビ、ニシン、ゆで卵、ディル、クリームなどを混ぜて作るソース)、サーモン、julskinka ユールフィンカ(クリスマスハム)などが並んでいます。スペインに住む彼の叔母さん夫婦が持って来たスペインのハムやチーズ、ベルギーに住む彼の妹が持って来たベルギーチーズなども並びます。

 

さて、ビュッフェスタイルで各自好きなものを取るスタイルです。私はなにせ初めてのスウェーデンのクリスマスなので全部食べたい。欲張ってたくさん取りました。

よくスウェーデンの祝日は、クリスマス、イースター、ミッドサマー、毎回同じものを食べるから、スウェーデン人はこれらの料理に正直飽き飽きしているというのを聞きますが、私にとっては初めてなので全部新鮮だし美味しかった。彼の親戚たちは冗談で、あなたがいるからスウェーデンの伝統を体験してほしくてこれを食べてるけど、そうじゃなかったらピザとか寿司でも食べるわよ、と言っていました(笑)クリスマスなので、もちろん昼からお酒も飲みます。ビールや、snapsと呼ばれる強いお酒のショットなど。

 

ご飯をたらふく食べてお酒も飲んで長いランチが終わると、みんな疲れて休憩時間。昼寝したり、このあとのプレゼント交換に備えてぎりぎりでラッピングしたり(笑)プレゼント交換の際に、プレゼントの中身を暗示させるような韻を踏んだ短い詩をつけるのが伝統らしくて、彼はそれを考えたりもしてました。ちょっと私にはレベル高すぎるのでパス。そもそもプレゼントを自分でラッピングする文化が日本にいた頃の私の周りにはなかったのでそれもびっくり。

 

ちなみにおうちの飾りつけも本当に可愛くて、彼のお父さんが森から採ってきた本物の木のクリスマスツリーもとても綺麗でした。周りにプレゼントがたくさん置いてあるのも素敵!

プレゼント交換ゲーム ダーティーサンタ

さて、しばらくするとまたみんながわらわらリビングに集まってきて、グルッグと呼ばれるホットワインを飲み、サフランケーキを食べながら談笑。プレゼント交換第一弾が行われました(あとで第二弾がある)。第一弾は10人全員で行う「ダーティーサンタ」と呼ばれるゲームでした。

 

まず、全員がだいたい200sekぐらいのプレゼントを持ち寄ります。最初の人から順に、プレゼントの山から好きなものを1つ取って開けます。次の人は、すでに前までの人が開けたプレゼントの中からほしいものがあればそれを取って自分のものにすることもできるし、そうでなければ新しくプレゼントの山から選ぶことができます。もし自分が開けたプレゼントが後の人に取られてしまったら、もう一度プレゼントの山から選びます。というのがルール。

 

私と彼は、彼のお母さんからこのゲームをすると聞いたとき、困りました(笑)特に私は、今回集まる10人のうち、3人は会ったこともない人だったし、そもそもスウェーデンのクリスマスってどんなものをあげるのかもわからないし、というか日本にいた時はクリスマスだろうとお正月だろうと家族や親戚でプレゼント交換とかしたことなかったし、、、

 

ということで、ネタに走りました。アジア食品店でベトナム産の日本米5kgを買うという奇行。これが案外彼にはうけて、「いいね、お米の正しい炊き方を知らないスウェーデン人に向けて、お米の炊き方ガイドもつけてみたら」などと言われました(笑)そういう彼の方も何を買えばいいかわからず困っていて、テキーラのボトルというなんともユニークなギフトのチョイスをしていました。

 

ただ他の人たちは意外とまともなギフトを選んでいて、私は何度かの奪い奪われを繰り返した後、最終的に彼の叔母さんのパートナーがスペインから持って来た地元のワイン、オリーブオイル、トリュフというなんとも素敵なギフトをゲットしました。彼は、彼のいとこがストックホルムのお店で買ったらしいギリシャのはちみつをゲット。食が好きな私たちにとって一番良いものをゲットできた気がします。

 

ちなみに私のお米は彼のいとこがゲットしてくれました。彼はストックホルムに住んでいて持って帰るのも大変だろうに、わざわざ私の彼のお父さんが持っていたのを奪ってゲットしてたので、お米ほしかったのかなと思うとなんだか嬉しいです(笑)

 

不思議な魚を食べながら親戚トーク

その後はまた談笑を続けたりだらだらしたりして、遅めのディナー。とはいっても大量のお昼を食べて、特に体も動かしていないのでお腹は空いていませんが(笑)これまたクリスマスの伝統だという、Lutfiskという発酵させた白身魚を食べました。事前に、彼からLutfiskを食べた時の私の反応を見るのが楽しみだと、脅されていた?(笑)のですが、確かに私的にはあまり美味しいとは思えませんでした(笑)食感も不思議だし、味も不思議。

 

この日初めて会った、スペインに住む彼の叔母さん夫婦と食事の間色々とお話をしました。彼の叔母さんはスウェーデンに住んでいた時は、SFIという私も今通っている無料の移民向けスウェーデン語学校で先生をしていたらしく、色々と面白い話が聞けました。スウェーデンから引っ越した後も、オンラインでスウェーデン語を教える仕事をしていたこともあるみたいです。彼女のパートナーもスウェーデン人なのですが、この2人はアメリカとかオランダとか色んな所に住んだ経験があって、日本に旅行したこともあるということで、色んな国についての話ができて楽しかったです。

 

プレゼント交換第二弾

そのあと、だんだん親戚たちが帰り、私と彼と彼の両親と妹だけが残りました。ここでプレゼント交換第二弾です。今回は近しい家族だけでそれぞれがそれぞれに宛ててきちんと準備したプレゼントを渡し合う時間です。

 

彼曰く、彼のお母さんはプレゼントをあげるのが好きらしく、話に聞いていたとおり本当にたくさんのプレゼントをもらいました。まずは私と彼が共同でほしいと言っていた土鍋。アジアンマーケットに行って探してくれたみたいです。普通はこれをもらって終わりだと思うのですが、それに加えて私と彼が最近メキシコ料理を作るのにはまってるというのを覚えていてメキシコで使われるスパイスなどのキットもくれました。さらに私が前に、彼の家にはケーキとかを食べる用の小さいフォークがないとぶつぶつ言っていたのも覚えていて、それもくれました。もはや申し訳なくなってくるレベル。

 

彼のお父さんからは、これも私と彼でリクエストしていたビールグラスをもらいました。彼の妹からは、私と彼におそろいのバスローブをもらったのですが、これの着心地が良すぎてこの日以来毎日着ています(笑)彼からは、ちょっとネタに走ったプレゼントをもらいました(笑)私はトマトが大好物で、おやつでもトマトを食べていたり、トマトパスタが大好きだったりするのですが、超高級(らしい)イタリアのトマト缶のメガサイズ2Lを2つというプレゼントでした(笑)

 

ということで人生で初めての量のプレゼントをもらい、ご馳走もたらふく食べて、満たされた気持ちで眠りに着いたクリスマスイブの夜だったのでした。ちなみに、この日はこのまま彼両親の家に泊まらさせてもらったのですが、次の日朝起きると夜の間に気温が下がったらしく、窓の外は一面霜が降りていました。彼両親の家は田園風景が広がる中にあるので、霜が畑に降りている様子が本当に綺麗で、幻想的なクリスマスの思い出になっています。